こんにちは、スペインのセビリアのスタバからぽんでです。
久々の更新で突然ですが、タイトル通り、スマホスられた!!!
しかも真正面から!なんかもはや感嘆する。すごい技術と度胸だわ。
そこまでの背景
1週間ほどスペインを旅行している最中。バルセロナ→バレンシア→グラナダ→マラガ→セビーリャと陸路で結構かつかつの日程で進んでいた最中。ちなみにそのあと夜行バスでリスボンへ行き、プラハへ帰る予定だった。
時間の関係でセビーリャでの宿泊は1泊だけになってしまった。しかも最悪だったのが宿のwifiが死ぬほど弱くてネットが使えない。宿でセビーリャのアルカサルという場所のチケットを予約、翌日のリスボンへの夜行バス調べる、リスボンでの宿予約とやりたいことが全部できなかった。
そのため翌日、アルカサルは予約なしの状態で行ったら聞いていた通り大行列、しかも何故か僕のいる日に的確にお祭りがあるみたいで(なんか宗教的なやつだと思われ)、店はあちこち閉まっているし、行きたかった大聖堂も入場できないとのこと。並ぶ気にもあんまりなれずに、とりあえずwifi環境に行って予約とかしようと思ってスタバに入った次第である。
スタバにもちろんwifiはあったのだが、何故か僕のスマホだけ反応しない。何もうまくいかなくてめんどくさくなったので、タブレットで漫画読んでいた。ワンピース最高。そしてしばらくしてからトイレのため2階に行ったのだが、pc弄ってる人がたくさんいた。そこで今日は珍しくmacを持ち歩いてることを思い出したので(宿に鍵付きの荷物置きがなかった)、予約とかはこっちでやることにした。
状況
そのあとのざっくりとした概略が以下のツイートの通り
聞かれてないけど、勝手に状況説明
wifiが欲しくてスタバに来て2人用テーブル席に座る
スマホがなぜか使えないためポケットに入れたままmacカタカタ
正面から知らん男がやってきてスペイン語でなんか言いながらガイドマップを押し付けてきた
10分後くらいにスマホないこと気付く←イマココ— ポンで@現実逃避系ブログ (@ponde_06) 2018年5月31日
ううむ、我ながらまたやらかしたかって感じ。でも今回に関しては単純に向こうが上手だったってことな気がする。
最低限の気は張っていたけど、突然話しかけられて警戒モードに入ったさそりゃあ。でもそれはどちらかというと「不審者に対する警戒」であり、「なんかわからんけど押し売られたりするかもしれない」みたいな思考だった。
最初はガイドやってる人が観光客探して歩いてるんだと思ってた。でも観光ガイドマップ1枚置いて、多分これはお前のだ的なことを去って行ったから「なんだったんだあいつ…」と思って、気にせずパソコンに戻った。10分後くらいかな、何かでスマホを使おうと思って左ポケットに手を入れてないことに気づいた。それまで使えないスマホは全く触ってなかった。
身の回りにないことに気付いて焦ってからようやく気付いた。さっきの不審者かと。ほぼ確信していたけど、トイレを確認して、1階の席を探して店員に尋ねてなかったのでまぁまず間違いない。
不幸は連鎖するし・連続する
これは経験上昔からずっと思っていること。嫌なことがあったら、次々と嫌なことがやってくる。どんな意識でいようと、どう対応しようと無駄なのである。これは確率論とか無視して絶対の法則としてある。少なくとも僕の人生では。
・グラナダの宿に買ったばかりのモバイルバッテリーを忘れたことにマラガに着いてから気づく
・マラガで仕方なく充電器を買う
・セビーリャの宿でwifiが使えない
・行った日が偶然祭りでどこも閉まってる
・アルカサル超並んでる
・wifiを求めて入ったスタバで何故かスマホだけ使えない
・スマホスられる(充電器買ったのに)
とまぁ今回ではこんな感じ。まぁまだ続くかもしれないけど。それまでずっと順調だったのに、充電器忘れた途端になんか色々不幸が連続しだした。もう流石に慣れてるけどさ。
これには勿論、完全な自分の過失も入るし、自分ではどうしようもない事故的なものも含めて、とにかく「嫌なこと」が続く。しばらく続く。だから何か嫌なことがあった時はいつもだいたい何もしないで家に引きこもったりするんだ。何かすると失敗するのが目に見えてるから。
これは僕のミスというより向こうがすごくない?
真正面から来て直接話しかけながらも、注意をガイドブックに誘導してさり気なくポケットから取ったんだろうなぁ。これが黒子のバスケで有名なミスディレクションってやつですか…なんで気付かなかったんだ自分馬鹿野郎ってなってるけど、実際やられるとすごすぎる…
— ポンで@現実逃避系ブログ (@ponde_06) 2018年5月31日
まさに魔法みたいだ。「技術」ってすごい。以前にTEDで見た『意識・無意識』の研究家かなにかでステージで観客から色々なものをスって最後に返すというパフォーマンスを思い出した。その人は研究するためにスリをしているんだって。あれはカッコよかったなぁ。
上で言ったように実際そんなに油断していなかったと思っている。大して疲れてもいなかったし。そこそこの警戒はしながら休んでいた感じ。100%常に警戒しているなんて無理だからね?そんなのきっと楽しくないし。近寄る人全てを疑って、近寄らせない、確かにそうすれば安全かもしれないけど、それは流石につまんないと思う。本当に100%防犯したいならこんな所にくるべきではないし、家から出なきゃいい。そういう意味である程度のリスクは取った上でここにいるつもりだ。そのための最低限の警戒はしていたよ。その上で取られたんだからどうしようもない。これは運がなかったと思うしかないでしょう。
ちなみにこんな感じの席に座ってました。正面からソイツがやって来て、画面前でマップを見せて注意を引きながら、去り際に左ポケットから抜いていったと思われ。対策するとしたらポケットにモノをいれない方がいいってことかなぁ…
まぁ『最悪』は経験してるから
まあカメラ、写真データのHD、macじゃなくてよかった
— ポンで@現実逃避系ブログ (@ponde_06) 2018年5月31日
これに尽きるのだが、スマホだったから割と落ち着いてる。いやうざいけどさ?カメラとかデータ、あとはmac取られる方がよっぽど困る。
ストックホルムでのあれに比べれば全然まし。というか、あれがあったからまだましって考えられるようになったのか。それともどこか達観したような思いがあるのか知らんけど。
関連記事:ストックホルムでカメラを奪われた話を振り返る – ちいさな心とおおきな世界
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あんな絶望はなかったですねえ。
一番取られたくないものを取られてしまった。しかも自分がいる中で直接。守れも逃げもできないなんて最悪ですよ。それに比べれなスリなんてって思っちゃう。果たして成長なのかどうなのか、って感じだけどね
スられて思うこと
ちなみに1ヶ月位前にプラハでiPhoneも失くしてる。昔使ってたやつで画面バキバキだし、iPodとしてしか使ってなかったけど。あれはスリだったのか置き忘れだったのかもよくわからんけど、方々へ連絡して探したけど見つからんかったから仕方ない。
そんな訳で、いつもは右ポケットにiPhoneとイヤホン、左ポケットにスマホだったのが両方なくなってしまって寂しい。物足りない感じがすごい。モバイル端末が一個もなくなってしまった。タブレットは完全に読書用だから。
そして今率直に思ったのは、
大事なものなんて持ってなければいいのでは?
ものの「所有」自体がなければ「失う」こともないし、それに付随する悲しみや苦しみもないだろう。世の中にモノが溢れかえり、シェアリングエコノミーが広がって、そういうことも比較的可能な世の中になってきたように思える。1つも持たないまでいかなくても、「絶対に失くせないもの」みたいなモノを減らせばいいのだ。例えば何がなくなってもiPhoneさえあれば僕は大丈夫!みたいなね。それくらいのマインドでいれば、いちいち無駄に取り乱したり、辛い思いもすることが減るんじゃないかな。「なんとかなる」っていう精神を大事にしたい。
結局どんな時も最後に残るのは自分自身だけ。なので自分をしっかり持って成長させていけば、身の回りのモノに依存しすぎた生き方にはならないんじゃないかなぁ、と最近思うのであります。
まぁ勿論スられたくなんてないけどね。
何かするべきことあったら教えてください
予定通りに夜行でリスボンに行くのだけれど、何か防犯とかのためにやるべきここと思いついたりする人がいたら教えてくださいな!
・海外でAndroidを紛失(おそらく盗難)
・simカードは海外のプリペイド式のもののみ
・カード残高はゼロ
・この国では通信できない
・端末は指紋と番号ロックのみしてあるこの状況で端末のデータ保護や消去、他にできることとか知っていたり何か気づいたことある人いたら教えてください!
— ポンで@現実逃避系ブログ (@ponde_06) 2018年5月31日
まとめ
そんな訳で今回は被害報告です。スペインでは特にですが、似たような手口があるのかもしれないので、まぁ出来るだけ気をつけてみてください。この文章読んだ後だったら同じような状況になった時にスリを警戒できるかもしれないですし、誰かの助けになれば幸いです
スマホなくなって一番困るのは、eチケット系と地図だなぁ…いつも位置情報使いまくりだからなぁ…迷いそうで怖いです。