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【チェコスロヴァキア旅最終回】かつてのユダヤの中心地トゥシェビーチ

チェコ情報

 

こんにちは、ぽんでです

スロヴァキア&チェコ旅最終日、向かう先トゥシェビーチという町。

前回記事:何もない普通の町も悪いもんじゃない。イフラバ – ちいさな心とおおきな世界

 

 

 

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トゥシェビーチへの移動・アクセス

 南モラヴィアのの一部ですごいアクセスが微妙なところに位置する。主な行き方としてはイフラヴァから行くか、ブルノから行くかのどちらかになる。どちらも電車で約1時間ほど。

 

 

僕はイフラヴァから行ったのだが、電車の本数はあまりない。イフラヴァの中央駅で1時間半ほど待った。まあ比較的地方の方なのでそんなものだろう。駅でコーヒーとパンを買って食べながら本を読んでのんびり過ごしてた。

それはいいのだが、電車のチケットを窓口で買って(67コルナ)電車に乗ったら、車内でチケットを確認しにきた車掌さんが途中で降りてバスに乗る必要があると言ってきた。多分。田舎な分英語もみんな喋れない。電車だけのチケットだと思ったんだが…ちょっと面倒だけど仕方ないな。

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途中の本当に何もない、無人駅かと思われる雰囲気の田舎駅で乗り換えた。拙いチェコ語で周りの人にこのバスでトゥシェビーチにいけるのか尋ねて回りながらもバスに乗り込む。バスはくねくねと細くて丘になっている道をぐんぐん上がる。小さな橋があって、点在する民家があって、緑が豊かで、まじで地元のような田舎さ。そして山道だからか車酔いした。久しぶりに。しんどい。 

 

 到着・町歩き

 

お腹の中がぐちゃぐちゃになりながらようやく駅についた。高低差が激しいこのあたり…ちょっとグロッキーになりながらも、時間がないという意識から中心部に向かう。

 

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中心広場。

なぜこんなにチープな遊園地をど真ん中においた…

しかも見た感じ、遊んでいる子供はいない。いらないだろこれ。雰囲気ぶち壊しにもほどがある。

 

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町の一角にあるスグラフィットアートの建物。やっぱりチェコは多いねえ。

見慣れちゃってはいるけども、それでも目を引く。美しい。

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細かさもすごい。自分が描かれている下には絵がストーリーのようになっている。

 

でも気分がよくはならないので、とりあえず進むことに。しかも曇り模様からちらほら雨が降り始めた。運のない…

 

聖プロコピウス聖堂

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まずは川を渡って町の西側にある聖堂に行って見ることにした。ちょっとした丘の上にあって歩くのがしんどい。真夏だったら汗ダラダラだっただろうな。theゴシックって感じの見た目ではあるけれど、これは改修後の姿であって、その昔は13世紀から存在しているそうだ。内部の見学1時間に1回のはツアーでのみ行けるみたいだった。僕は行かなかった。時間があまりなかったし、車酔いで体調が悪く雨が降ってきそうだった、という理由もあるけど、なんか気が乗らなかった。せっかくはるばる何処かに来ても、気が乗らなくてその主要な観光地とかに行かないことはままある。やっぱり、そこまで観光に興味がないのかもしれない。

 

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丘の上なだけあって多少町が見渡せる。一面綺麗にオレンジ屋根だな。そしてなんとなく曇りの似合う町でもある気がした。

 

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扉周りが珍しい形状をしていてかっこよかった

 

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犬の噴水。裏側が森か公園にでもなっているみたいだった。

観光客はやはり全然いなかった。おそらく観光地としてはこの町で最大であるこの聖堂でも2,3組とすれ違っただけだった。あんまり観光地としては人気ない場所なのかもしれない。

 

 

ユダヤ人墓地を散策

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聖堂の受付の人に話を聴くついでにもらった地図に町を見るための順路のようなものが書いてあったので(文字は読めない)、その通りに丘を登って更に先まで進んで来た。お墓だった。せっかく奥の方まで来たので入ることにはしたが、初めはそんなに乗り気じゃなかった。

 

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入り口付近。森の中にある立派なお墓って感じ。ちょっと神聖な感じがしてかっこいいかも、とも思った。

 

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進むとかなりの数の暮石が並んでいる。これはすごい。この墓地もチェコで最大のユダヤ人墓地とか書いてあった気がする。でもなんとなく遣る瀬無い。観光客が人の墓場を見るっていうのはいかがなものなんだろうか。違和感が拭えない。例えば戦争の悲惨さを伝えるために負の遺産があって、そこが観光地になっているのはわかる。でも墓地は確かに人がたくさん埋まっているのかもしれないが、そこに凄惨さも、恐ろしさも、何も感じない。ただ整然と墓石が並んでいるだけである。死ねば人はただ死体になって墓の下に埋められるんだなぁ、と当たり前のことを実感させられた。

 

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こんな薄い石の板が自分の存在の全てになってしまう。別に墓石が立派ならいいとかそういうわけではないけれど、なんか無性に虚しくなる。人間が死んだら、物体になって、この石に名前を彫られて、下に埋められる。それだけ。

 

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奥の方へ進んでいくと、どんどん森の中にへ行っていくような感覚になる。実際に周囲には背の高い木が並び、墓地の中も草が生い茂っている。それこそ、墓の上から生い茂っている。これはつまり、墓が建てられた後に次々に新しい植物が生まれて成長していったということなんだろう。きっとある程度は管理されているであろうこの墓所で、これだけの植物が成長を続けている。誰かだったモノの上で。そう考えていると、自然の中では生命が死に、新しい生命がそれらを踏み台にして、何の感慨もなくただ生きていく、そしてそれが循環する。無情で自然で美しいなと思った。人間が墓を作って死者を埋葬する行為すら、自然の大きな循環の前では意味をなさない、悪く言えば愚かな行為に成り下がっているような感じがした。

 

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どこの誰ともしれない墓が無造作に立ち並ぶ。そして彼らからすればどこの誰ともしれない僕が墓参りをしている。不思議な感じだ。

 

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無情な自然の美しさ

 

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お墓には大きいもの小さいもの、立派なもの謙虚なもの、多種多様ある。でもそれも全部こうなってしまえば無意味なのになあ、と思えてならない。

 

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そんな風に色々考えながら、ゆっくりと墓参りを終えた。なんだろう。全然乗り気ではなかったし、誰かとも知らない人のお墓に観光客が立ち入って見ていくのも如何なものかと思ってはいたが、終わって見ると、悪くない気分だった。どこかスッキリした。そういう点ではお墓を見るのも悪くないなと思わざるを得なかった。

 

チェコ最大規模のユダヤ人地区

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お墓から下っていってユダヤ人地区であったエリアに入る。トゥシェビーチのユダヤ人地区は墓所とともに世界遺産登録されているようだ。川を渡った先のちょうど丘になっている斜面に町が形成されている。なので階段や段差がめちゃくちゃ多い。

 

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階段やスロープになっている狭い路地が多い

 

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スケートの靴があった。この静かな住宅の中で誰かスケートで遊んでいるのを想像ができない。

 

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ドア×ドア

 

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建物自体はルネサンス様式をはじめとして一般的なキリスト教圏の石造の住宅だ。二階建てくらいで窓が多い。装飾はあまり華美ではないけど、カラフルな色が塗装されている。

なぜだろう、でもどこか違う。雨雲でくらいのもあいまってか、雰囲気がどこかヨーロッパの住宅地とは異なっている。怖いとか不気味とかいうのでもないが、静かで、そこが見えないような、見たことのない裏の世界があるような、そんな感じ。

 

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町の中には当然シナゴーグもある。中は派手派手でもないけれど、キリスト教の教会とは違うデザインの方向性がある。

 

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ユダヤ文字?

 

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2階はちょっとした展示室になっていて、町の模型があった。こういうのあると全体がわかりやすいからいいよね。それにしても小さい町だ。

 

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ユダヤ人地区を出て、これからどうしようかと考えたけど、疲れたのもあってもう帰ることにした。滞在時間はかなり短かったけど、割とお墓でお腹いっぱい満足できた。今日は十分やり遂げた気分になっている。皮肉にも帰ると決めてから天気はよくなりだした。

 

そしてプラハへ

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帰りも同じルートでイフラヴァへ帰り、そこからバスでプラハへ帰ることにした。

 

 

イフラヴァについてバス停へ歩いている際には雨はやんでいて、綺麗な雨上がりの様相を見れた。雨上がりってなんでこんなにも美しいんだろう。心を濡らすように美しいってこういうことだよね。そんな感じで元気になりながら撮った雨上がりの草木の写真をおまけに載っけておきます。

 

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まとめ

 

トゥシェビーチは実際あまり見るものはありませんでした。乗り継ぎが多くてアクセスもあまりよくなく、町の雰囲気も素敵!ってわけではないので、まあ行かない人が多いんじゃないかなあ。ただ、ここだけの独特な雰囲気はあるので行ったら行ったで面白い…かも?

 

そんなわけで今回のスロヴァキアハイキングから予想外に長く続いた旅も終了。当初はハイキングとスピシュ城だけの予定だったのに、気付いたら1週間以上になってしまった。でもいい旅路でした。多分最後のチェコ旅行。プラハはもちろん、東の方まで大好きな国です。

 

 

 

チェコ情報中欧旅日記
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