こんにちは、ぽんでです!突然ですが、みなさん『聖地巡礼』って言葉を知っていますか?
これは宗教的な意味から転じて、ドラマや映画やアニメなどの舞台になった場所を『聖地巡礼』することによって、そのシーンの情景を思い返したり、より作品を知ろうとする行為です。ある作品が大好きな人が、その舞台となった町や建物などへ見に行くことを言います。
僕はアニメが大好きですが、普段この『聖地巡礼』をしません。正確にいうと、『聖地巡礼』のために(それを一番の目的として)どこかに行くことはありません。以前、友達に会いに岐阜県に行きましたが、その際に映画『君の名は』の駅のモデルとなったとされる飛騨古川の駅に行ったことはありましたが、まぁおまけではありました。
その時の写真
だがしかし!
今回はなんとですね。主に聖地巡礼のために行って来た町があります。今絶賛僕がどハマりしている神アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の舞台としてライデンという町が出てきます。そしてオランダで行きたい場所を調べてた時に出てきたのです、ライデンという名前の町が。まじか、これは行くしかない。
今季1番のおすすめアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』紹介
先に簡単にこのアニメを説明します。内容としてはもともと幼い頃から軍人として育てられてきた少女ヴァイオレットが、大切な上官である少佐と死別し、戦後に手紙の代筆屋として働く話です。人の想いを届ける手紙を書くその仕事をしながら、戦うこと以外を知らなかったヴァイオレットは人の心を学んでいきます。
何と言ってもおすすめポイントは圧倒的な映像美!どのシーンを切り取っても「美しい」としか言えません。映像のクオリティが映画。この影響で最近僕は写真撮る時に日の丸構図にハマっています。(どうでもいい)そして当たり前のようにその映像に付いてくる音楽も素敵です。
ストーリーは基本的には1話完結で内容も濃くしっかりしていて、毎回泣かせにきます。特に10話で号泣して大変でした。手紙って素敵ですね。
総じてアニメとしての完成度が異常なまでに高いです。もう僕の中の2018年アニメ大賞あげてもいいです。まさに神アニメ。
そして!その舞台としてライデンという都市が出てくるのです。(3話)特に「ライデンの夕日」がこの3話のキーになっています。
この景色を…見たいっ…!!!
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HPだけでもめちゃくちゃ美しい世界観が伝わるのでぜひ見て欲しいです。
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そして今回の大切なポイントとしては、、、
名前は一緒だけどこのオランダのライデンという都市は別にモデルではなさそうということです。
なんか調べても出てこないので、おそらく『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』には特定のモデルとなる国や町はなく、完全に架空の世界ではないかと思われます。少なくとも公表されてない気がする。町の雰囲気とかはイギリスっぽいんですけどね。知ってる方がいたら教えて欲しいです。
でもそんなの関係ない!
もう僕のなかではこのライデンは、ヴァイオレットの歩いたライデンということにして勝手に想像の中で楽しみまくります!
そんな訳でライデンを聖地に見立てて、勝手に聖地巡礼してきます!!ヒャッホウ
デン・ハーグからライデンへ
ライデンはデン・ハーグから近い町で、列車に乗って約15分ほどでいけます。料金約4€
アムステルダムやユトレヒトからももちろん直通がありました。
▼場所はこちら
ライデンのおすすめ観光紹介
はじめにざっと観光に良さそうな場所を紹介しておきますね!
ライデン駅
駅のデザインは新しいようでなんかちょっと前衛的です。かっこいい。オランダの駅はなんかどこもかなり立派で素敵なんですよね。
デ・ヴァルク風車
ちょっと歩くといきなり運河と河川敷と風車のオランダ3点セットみたいな景色が!!すごいテンション上がる!!可愛い外れの町って感じですね。それにしても水との距離が近い…これ増水とかしないのかな?親水の町って感じですね〜
ちなみにこの風車の内部は博物館のようになっていて入れるようです。僕が行った時間にはすでにしまっていましたが…近くで見るとかなり大きくて立派ですね〜
レンブラント橋とデ・プット風車
もう一つ市内の中心にある風車です。
街並みはカラフルで少し港町のような雰囲気。
レンブラント橋。開閉しそうに見えるけど、しないそうです。フェイク…!
建物に描かれる日本の俳句
これが一番感動したかもしれません。笑 全然意味わからないのですが、なぜか普通に立ってる建物にめちゃくちゃ大きく芭蕉の俳句が描かれていたりします。意味わかりません。それだけ親日ということにしておきましょう。
聖ペトロ教会
路地に入った先にある広場にふと現れる素敵な教会です。隠れ家的な雰囲気も含めてそのあたりの雰囲気が全体的に素敵です。
レンブラントの生家と少年時代の像
なんとあの有名な画家レンブラントの出身はこのライデンなんだそうです。全く知りませんでした。その彼の生家とその前にある「レンブラント公園」に絵を見つめる少年時代の彼の像が立っています。
ライデン要塞
かつて使われていた要塞が少し高台になっており、今では観光客が町を一望するための観光スポットになっているそうです。
僕はここから町を一望しながら「ライデンの夕日」を眺めるつもりだったのですが、なんとここ18時に閉まってしまい、入れませんでした。涙を飲んだ…。
町中のスナップ
あとは写真でなんとなくライデンの雰囲気を伝えていければな〜って感じです。
夕日を見たいから晴れて欲しいのに絶賛曇ってきた…頑張れ青空…
街中にはいきなりたくさんの自転車。どこへ行ってもオランダはそうですね。流石にもう慣れました。
ライデンはオランダと日本の国交において大切な役割を果たしたシーボルトの出身でもあり、日本とかなり所縁のある町のようです。ぶっちゃけとても親日なのです。なので(?)街中に日本食屋がたくさんあります。流石に海外でしゃぶしゃぶ屋やたこ焼き屋を見たのは初めてだったなあ…
レンガ壁と自転車1
レンガ壁と自転車2
鳩だけじゃなくていろんな鳥が水辺にたくさんいたなぁ
気持ち良さそうに空を飛びますなあ
なんと!!僕がめっちゃテンション上がったポイントとしてこの町には郵送の人が目立つ色の自転車ででっかいバックパックを背負って手紙の配達をしているのです…!まじで?アニメの中でもヴァイオレットの務める郵便会社にはポストマンという役があり、彼らは自転車や歩きで町中へ代筆された手紙を1軒1軒届けていきます。
まんまやん!!感動した!!!!
配達中のポストマン。好きすぎる。
路地にはたくさんの自転車
穏やかな町に似合う花を持った優しい銅像。
本当に『親水』って言葉が似合う町だと感じるなあ。
ライデンの夕日
ちなみに見たかった「ライデンの夕日」のゆくえは…
予定していたライデン砦が閉まっていて入れなかったので焦って町中を走り回って夕日が見れそうな場所を探す。こういう時ヨーロッパの町は4一定の高さにずっと建物が続いてるから、なかなかいい場所が見つからない…特にオランダは低地の国だし…
必死に見つけた場所は駅の近くの立体駐車場の屋上。恐る恐るだったがなんとか侵入できた。
う〜ん、曇ってるし、期待してたのとは割と違うけど、まあ夕焼けが見れただけいいか。ライデン自体想像以上に素敵な町で十分満足だ。
まとめ
正直、このライデンが『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の中のライデンと似てるかと言われたら結論としては、そこまで似ていない。そもそも作中のライデンは割と大都市な設定だし。まぁそりゃあそうだよね。聖地でもなんでもないもの、ここ。
それでもレンガ作りの美しい街並みや、そこに紛れる緑、そして何よりポストマンの存在が、なんとなく雰囲気を感じさせないでもなかった。
いやぁ、滞在時間はめちゃくちゃ短かったとはいえ、なんとも楽しい町でした。ライデン。オランダに来た際には是非日帰りでも寄って見て欲しい町です。現場からは以上!