先週末弾丸ブタペストに行ってきました
この街に関して僕が事前に知っていたことといえば、かつての神聖ローマ帝国の中の大都市であったこと。ハンガリーの首都であること。…以上!さあ出発!!
別にあんまり知らなくたって行きたかったら行けるんだ!木曜日の夜行バスで出発して日曜日の夜行バスで帰る予定。
夜行バスっていいよね。真っ暗な中ぞろぞろと人が集まってきて、バスの中にみんなでぎゅうぎゅうに詰め込まれ、このバスの乗客はみんなそれぞれ違った目的でどこかへ行くんだなぁ、とか想像しながら、その過程にある一晩を共にする。別に喋るわけでもなく、静かな暗闇の中を同じバスに揺られているだけ。朝が来れば全く知らない場所へ、全く知らない土地へと連れて行かれていて、まるで魔法の乗り物。そして乗客はみんなそれぞれの目的へ向かって去っていく。
人が夜行バスの話をしていたりすると、無性に自分も夜行バスに揺られてどこか遠く知らない土地へ行きたい衝動に狩られる。というか今回も完全にそれ。友達となぜか夜行バスの話になって、ふと猛烈にどこかに行きたくなったのだ。
まぁ、別にそれがなくてもどっか行きはしただろうけどね。
ブタペスト到着
大好きな夜行バスでプラハのフローレンツというバス停から揺られること7時間ほど。朝6時に起きるとブタペストのバス停に到着!やった!ついた!
朝といっても周囲は真っ暗。本当に。サマータイム終わったヨーロッパは本当に気が滅入るほど日のある時間が短いなあ…これは鬱にもなるわ…
ちなみにバスの中では、周りの人がみんなゴホゴホしていたので空気的にはかなり悪かった…。でもまあ偶然隣の席に人来なかったのでラッキー!夜行バスはマスク持って行くとオススメですよやっぱり!(忘れた)
ちなみに今回、プラハからブタペストへの移動に使ったバス会社はこちら。
ドイツのバス会社でかなりの本数をドイツ付近の国を中心に運行しています。
何が良いって安いこと。
いわゆる格安バスってやつですね
ちなみに今回僕はPraha→Budapestniの夜行便で約500コルナでした。だいたい2500円。日本に比べればかなり安いですね〜。夜行便の方が昼便よりちょっと値段高かったです。まあ宿泊費一泊分浮くからいいかなあと。
予約方法は簡単で、ネットで予約してクレジット支払いでOKです。メールで送られてきたEチケットのQRコードを当日バスで見せるだけ。基本的には印刷も必要ないと思います。(僕はいらなかった)
座席は指定ではないので、早めにバス停にいて並んでいた方が良いですね。
いい席取られちゃったりします。
バス停でトイレに行きたくなったが、ここは既にハンガリー。通貨はチェココルナでもなく、ユーロでもなく、フォリント(Ft)という通貨になります。
100Ft=¥42くらい(2018年11月時点)
なんか知らないけれど異常に覚えづらかったです…
急いでATMでお金を引き出すものの、かなり大きい札一枚で出てきてしまった。仕方ないので近くの売店でこれらを崩すために水でも買おうと思ったのですが、
なんとお金が大きいといって受け取ってくれない
お前そんなバカな。露天の個人マーケットじゃあるまいし。立派なレジも持ってるくせに…くそう…渋々引き下がる。
近くにベーカリーがあったので作戦変更。
「ベーカリーで商品を指差して袋に入れてもらってからお金を払う戦法」
もう袋に入れちゃった後なのでお金が大きかろうと元に戻す方がめんどくさいため仕方なしといった顔で受け取ってくれました。
はっはっは、作戦勝ち。こういう無駄な悪知恵は働く方なんだ舐めんな!!
そうして、チケットを買ってメトロでまずは英雄広場の側の宿を目指すことに。


いやあ…いい天気です。ラッキーラッキー
陽気なお兄ちゃん達をパシャり

宿に到着
今回ブタペストでお世話になる宿は
になります!
ドミトリーの部屋には、かなり広いスペースがあり、ある程度綺麗だし、スタッフも英語ちゃんと喋れるし親切だし、 文句なしの宿でした!ただ深夜にインド人がうるさかった…寝れないわばか…
でも2泊で14ユーロほどだったので結構コスパはいいかも。
レセプションはこんな感じ。
あ、あとここはカード支払いNGだったのでご注意を。
さて、8時ごろに宿について共用スペースのソファにいたのですが…
な ん と 爆 睡 。
だってさ、周りまだ寝てるし。部屋いい感じに暗いしさ、でっかいソファあるしさ…
まさか夜行バスの疲労で次の午前中を爆睡する日が来ようとは…
歳をとるってこういうことか…まだハタチなのに…悲しい…
目を覚ましたら、11時くらいでした…悲しいにもほどがあるぜ。
でも落ち込んでもいられないから出発や!必要な休憩だったの!きっと!
ブタペスト中央市場へ
お腹も空いたことだし、だいたい知らない国にきたら市場へ行けばいいと思っているので、軽く調べてブタペスト中央市場という場所へ行くことに。
なんかブタペストで一番でかい市場らしい。まあ「中央」ってつくくらいだしな。
トラムを乗り継いで行くが…
ブタペスト街が思ったよりでかい!広い!!
これは予想外。なんかプラハと同じかもっと小さいくらいのイメージがあったので衝撃を受けました。軽くここは歩いて行くかあ…って歩き始めて痛い目見ました。
街並みは結構整備されていて綺麗な感じ。
別に大きすぎるってほどのサイズでもないんだけどね…全部歩き回るにはちょっと大きすぎるなあって感じ。トラムもメトロも張り巡らされているから問題は全然ないんだけどね!!超個人的な好みとして歩き回れるくらいのサイズの小さな街が好きっていうだけ。
そんなこんなで歩くのをすぐ断念してメトロとトラムを頼りました。
途中にあった公園
ヨーロッパは公園というか広場の文化が発達していていいよなあやっぱり。
公園にハロウィンの気配が
この国のメトロが大好きだけどトラムもめちゃくちゃ可愛いんだよなああああああ
正面から
車内ドーーン
車窓から撮るのが好き。
公共交通に加えて、自転車が結構走っていた印象。
これはプラハとは違うところだなあ
はあ。全く興味なかったけど、ヨーロッパではちょっと鉄オタとかの気持ちがわかってしまった。。。深入りしないようにしよう
そんな感じで到着!
これが中央市場か!豪華すぎてビビる!
そしてすごい人だかり。。地元の人も結構きてる気がした。
お肉屋さん〜〜
人形がいっぱい案内してる
これ!可愛いやつ!
ハンガリーの伝統的刺繍模様のカロチャっていうそうです。
日本でも女の子こういうの最近流行ってなかったか?お土産に良さそう
二階から
お腹が空いていたのでここでご飯を食べるつもりできた。
ざっくり分けて、
1階が肉、野菜、果物、お酒など
2階がお土産物、雑貨、レストラン街
地下1階が魚など
みたいでした。
2階のフードエリアへ向かう。
めちゃくちゃ混み合っとるがな!!!!!
まじかよ!びっくりしたわそれぞれのお店でご飯を買って、近くにあるテーブルを確保してご飯を食べて行くスタイル。
ただ明らかにテーブルの数が人数に対して足りていない。階段とかで食べている人もたくさんいた…おそるべし中央市場の人気…
美味しそうですねぇ…お腹空いてくる…
ハンガリーについて食べ物だけは少しリサーチしてからきた!
なんと我らがチェコで普段からよく食べている伝統料理グラーシュはもともとハンガリーのものだったらしい。なんとまあ。
てな訳で本場のグラーシュの味を味わってやろうと思って、グラーシュを食べることに決めていた。他に美味しそうな食べ物いっぱいあったけど。
列に並んで買うことに。グラーシュ一つ約1000円弱。結構高いなあ…でも食べ物調べている時に「ハンガリーの外食は決して安いものではない」っていう記事を見ていたのでこんなものなのかなあ、最初だしまあいっか!と謎に寛容に食べようとしていた。アジア旅行中の過去の自分が見たら発狂するようなとんでもない愚行だろう。
そして店員のお兄ちゃんに捲し立てられるように注文を聞かれ、並んでいるものを指して「このトッピングはいるか?これは?これはどうだ??」と聞かれて、
なぜか知らないが、イエスマンになってしまった自分。
日本人的断れない意識が出たのか、並んでる中で焦ったのか、初めてのハンガリーに舞い上がっていたのか
とにかく、Yesを連呼してしまった…
気づいたのは注文を終えてから、
あっ、これもしかしてそれぞれお金かかってるのかな…( ←当たり前)
ドキドキしながら会計をすると、なんと約2500円近く。
!?!?!?!?!!?!???!?
「え、え、なんでそんな値段になるの!?」
想像していたより遥かに高額な請求にマジでテンパりながら尋ねた。
というか今回のホステルの2泊分よりも遥かに高いんだけどどういうことよ。
「これがいくら、これがいくら、これがいくら…」
淡々と説明してくれるお兄さん。
そして更に悪いことに現金が足りない。
ハンガリーでは基本的にクレカで生活するつもりだったので必要最低限しか降ろさなかったのに加えて、宿がクレカNGだったためほとんど現金がなかったのだ。残り1500円ほど。ドキドキしながら説明したら、下にATMがあるから降ろして来いとのこと。どうしようもないので下ろすしかない。
きっちり僕の持ち金は全部預かられました。逃げられねえ
泣きそうになりながら、ATMに行きお金をおろす。そしてさらなる悲劇
あ。。
4000円降ろすはずが、40000円降ろしちゃった。。。。
…………
もうなんなの!!!泣く!マジで!
やるせないのが全部自分自身のせいってこと。
泣く泣く戻ってお金払ってグラーシュを受け取る。
店員さんたちがかわいそうに思ったのか
「これギフトにあげるよ」って小さいドリンクをくれた。ワインかな?
ちょっと喜んでいたら、、、
なにこれ、なんかのショットじゃん…
なんでお詫びがショットなの!?きつい!昼から!なんで!!
絶対飲めない人いるじゃん!もっとみんな飲めるようなワインとかビールとかさ…
そんなこんなで、悲しみの淵で2500円のグラーシュを味もわからず、なんかのキッツイショットと共に一人食べている僕がいた。悲しい。
ちなみにこれがオーダーした全部。
グラーシュ、スイートキャベツ、サラダ、サワークリーム、辛いソース
はぁ…川が綺麗だ…(悲しみの底)
皆さんも僕みたいなアホな行為をしないように気をつけてください。
そしてあとで調べたら中央市場はやっぱり観光地価格で高いのだとか。リサーチの重要性と調子乗らないようにすることを学びました。初心大事。
沈んだ気分を癒すため市内観光
まあそうは言っても時間は限られているので、川辺をずっと歩くことで少しだけ心を回復させて、有名どころっぽいところを観光することに。
川はいいよ。川は。傷ついた僕の心を癒してくれて、ありがとうドナウ。
街中のおじお気に入り①
街中のおじお気に入り②
せっかく天気がいいので夕日沈むのをみたいなあと思って、川の東側の高いところへ行くことに。漁夫の砦って呼ばれるところです。名前がすでにいいよね。
というかひが落ち始めるの早すぎ(16時くらい)
ついた!これが漁夫の砦。
とんがり帽子みたいな形が可愛い
うわああ
西日に照らされるブタペスト素敵すぎ。プラハよりもオレンジ屋根統一がしっかりしてる印象。あと突出して目立つ建物が少ないかな。プラハはやっぱり百塔の街と言われるだけあって特殊なんだなあと感じる
国会議事堂だって!これはかなりとんがってますねえ。
特に予定もなく暇なのでここで夜景も見ようと思って待機することに!
砦の内側にあるマーチャーシュ協会
かっこいい
ヴァーツラフっぽい誰か
かっこいい
なんかセグウェイが市内にいっぱいあった。つくばみたい
かっこいい
怖い
素敵な刺繍があちこちに
アコーディオンってかっこいいよね
そしてさっきの協会の中を見学することにした!暇だったので!
うわお、装飾が豪華〜
この教会、中の装飾がすごいのはもちろん、小さな博物館が併設されているのでなかなか飽きずに楽しめました。見るものがいっぱいあったしね。あと2階に上がれるのが珍しいと思う。
日本人団体客がいたのでこっそりガイドさんの話を盗みぎぎ。
ガイドさんいると色々知れていいよなあ。
ちなみにこの教会の超個人的好みはこの柱。
形が好きすぎる、、
外へ出たら結構暗くなってました!
ブタペストの夜景
教会も光ってていい感じの雰囲気を醸し出しております。
うわあ、夜景金ピカに輝いててすごい!そして満月!!!
悲しい1日だったけど満月!!
鎖橋も綺麗に輝いております。
でも確かに綺麗だけどなんでこの橋がそんなに観光地として有名なのかいまいち納得できなかったなあ。別に他の橋も綺麗だったし…
橋の端っこにライオンがいたくらい…
ひときわ目立っているのは国会議事堂。
すごいなあれ。川の対岸正面から見に行ってみたいなあ
ということでクソ寒い中歩いて行ってみた。
めっちゃ立派!!!!
なにこの建物!てか川沿いに立てるのは卑怯だよね。反射で絶対綺麗になるもの
なんとなくダブリンの郵便局かな?似たような建物を思い出した。
はあ、なんて夜景の美しい国なんだ。
これで昼のミスさえなければ…(ひきずるタイプ)
夜は昼の反省と節約のためにスーパー行ってパンとハムを買った。
そして帰ってホステルで食べて就寝。
アジア貧乏旅思い出すわくそう…切ない…
まとめ
反省と悲しみ埋め尽くされたハンガリー初日であった。。
観光地っぽいところは値段気をつけること。
マーケットだからって安いと思うのはNG。
お金下ろすときは最新の注意を払うこと。
ちょっとくらい旅慣れしてきたからって調子に乗らない!!!!(大声)
………この40000円分のフォリントどうしよう。
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